「玲央、待って…」 辺りが暗くて、あまり大きな声が出せない。 やだ、怖い。 待ってよ。 あたしは、玲央の背中を追っていたつもりだったけど、いつの間にか玲央の背中が暗さで見えなくなっていた。 あ…れ? 「玲央…?」 あたしは、小さく玲央を呼んだけれど、玲央の返事が聞こえてこない。 う、嘘でしょ。 いつも、玲央はあたしに意地悪しても最後には優しくしてくれたじゃない。 なんで…… 玲央、もう出ちゃったかな? もう、真っ暗で、怖くて、涙が出てくる。 あたしは、その場に座り込んだ。