季節は夏、夏休みが来た。


去年までのぐうたらしていたときとは違い、サッカー部のマネージャーになったあたしは、部活の毎日だ。



マネージャーにも慣れて、部活を楽しんでいた。




あたしと千穂は、みんなの麦茶を運んでいた。




「ハァー、重っ!」



「うん、暑いし」



なんとか持って行き、テーブルの上に置き、みんなに呼び掛けた。



「みなさーん、休憩しましょう」



みんなが一斉に麦茶を取りに、並んでくる。




あたしは、ポットで濯いだ麦茶を渡した。