「あ、あの…た、拓海さん?」


「何で疑問形?もう一回!」





「えっと…拓海さん…。」


「声が小さい!もう一回!」





「拓海さん!」





ヤケになって力一杯大声で言い返したら、




「図書室では、静かにしましょう。」



ニヤリと笑いながら言われて、思わず口を両手で塞いだら



「誰もいねぇよ。」



と思いきり笑われました。