「それはともかく放課後迎えに行くから帰るなよ。」 ビシッと指を突きつけられてしまいました。 他人を指差してはいけません。 その指を軽くてのひらで押し返し、 「迎えに来ていただかなくても、いつも放課後は図書室におりますが。」 「お前毎日行くのか?何やってんだ?」 怪訝な顔で聞かれてしまいました。変ですか? 「何ってほどのことは。委員の仕事と趣味の半分半分です。」 「マジかよ。趣味ってお前…。」