メガネ男子は俺様王子さま


「で…」


ふとこちらを振り返った拓海は急に口をポカンと開き


「お前…」


口ごもると急にポケットを探り始め、舌打ちをしてから近くにあったティッシュボックスから3・4枚つかむと


「ほら…」



何故か顔を背けながら私につき出してきました。



意味がわからず首を傾げていると、



「わかってないのかよ。仕方ないな…」


呟いて急に目元に押し当てられました。



「…えっ?」



「お前泣いてんだよ。」