メガネ男子は俺様王子さま


ダメですね。



自分にできることを頑張ろうと決めたのに、すぐに他人に頼ろうとする弱さが顔を覗かせます。




「あ、いたー!」




何だか色々考えても落ち込むばかりで、ぐったりと机とお友達になっていた私は、この教室中に響いた大音響が自分に向けられたものとは思ってもいませんでした。



ですが、さすがに私の机の側に立ち肩に手をかけ

「美羽、話があるんだけど?」



と言われて、初めて顔を上げました。





……そこには、