メガネ男子は俺様王子さま

「1つ、美羽ちゃんが自分の今の立場をきちんと把握出来るまで余計な仕事はしない。1つ、勝手に売り込みをかけない。1つ、きちんと説明して本人に選ばせること。」



安斎さんは頬に手をあて小首を傾げて、約束を数えあげながら教えてくれました。



「それって…誰が?」



「もちろん。」

そう言って頬にあてていた手で、拓海を指差しました。




拓海はプイッと横向いてしまっていますが、かすかに見える耳が赤い気がします。


あの日は緊急事態だと無理矢理撮影に巻き込んだ癖に、私の知らないところでちゃんとフォローしてくれていたんですね…。