結局そのまま自宅に着いて、自分の部屋でああでもないこうでもない、と悩みつつ。 『メール、ありがとう。 また明日も頑張ろう。 秦野康太』 ……果てしなく平々凡々とした文面ではあるが、祐一の案を元に、自分の名前も書いて。 送信ボタンを。 ボタンを。 ぽちっ。 えぇい。 もう、送っちゃった。 送っちゃったぞーっ。