「やっとここまで来たよ。」
私はぜぇぜぇ言いながら・・・

『お前の運動力の無さにあきれた』
そうため息をつきながら、私の天敵・・・ソラ君は言った。
でも、その家を見てみると、第一印象は大きい。
大きい・・・とにかく大きい!豪邸だよ、、、ソラ君。

『いや。普通だろ。』
あなたの脳内はどーなってるんですか?!
この家が普通って言ったら私の家は、、、

『そうだな。犬小屋かな?』
はいぃ!爆弾発言。こいつシメていいっすか?
てか!!!!お母さんとお父さんと!ついでに私に謝りやがれ!

『はいはい。ごめんなせー。』
心がこもってない・・・くそ!いつか絶対!!見返してやるもん!

『どーぞ。ご勝手に。』
ムーーーーー聞き捨てならんぞ!
『さぁ入れよ!』

話さりげなく変えてないか!?

文句を言いながら豪邸ごとくソラ君の家に入っていった。
ここは、家の中が美術館みたいに絵がたくさん飾ってあった。

すると――――――――
「待ってたよ。真白。」
私の前に現れたのは・・・
天使のような笑顔のソラ君が・・・・

黙って笑ってればかわいいのになぁ。

『悪かったな、かわいくなくて。さぁ俺の部屋へおいで。』
と口角をクイッとあげて不適な笑みでわらってる。

やばい・・・なんかたくらんでる。
でも・・・いいやぁ!

中に入ってみると、ソラ君と目がバッチリ合った。
『ここからは、テレパシー使わないからな。』

そう言われた。
なんかズキッてした。胸がキューってなった。なんだろーこの気持ち。
2人だけの秘密の時間が終わると思うと寂しくなった。

ってなんでさみしがってんの!?

「ふっ」
隣でソラ君が噴出した!
「ひどい・・・なんで急に笑うの!?」

「だってお前が百面相してるからさぁ」
無邪気に笑うソラ君がかわいかった。
そんなの反則だよ。

「そんで、本題。なんでこーなっちゃったのかな?」
いきなり真剣に話してきた。
おかしすぎる・・・その顔!
「ははっ」
あっ笑っちゃった・・・