【side:蒼空】 「おっはよー、ソラっ」 『おは…っ』 こちらに近づいてきた友人に視線を向けようとしたら 勢いよく抱きついてきた友人に、私はイスから床へと場所を変えられていた。 ……これが日常化してるから、驚きはしないが さすがに“痛み”に慣れることは出来ないみたいだ。 「んーっ…今日も可愛い~」 怪訝に思っていると、それに気付いてか気付かずか… 友人、こと美咲は頬すりをし始めた。