まぢありえない!!

今日最悪な日だよ。
占い何位だったっけ。
…まぁビリだろうね。



玄関に向かいながら色々考えていた。



その時…。








「行くなよ…!!」




えっ…?



気付けば私は男の胸の中にいた。





「ちょっと…!!離して。」



私は男の胸を両手で押した。



でも離れるどころか男の力は強くなる。






「頼むから…もうどこも行くなよ…」





そう言った声は震えていて切なそうで…
私は何も言い返せなかった。