【企】花火サマサマ。





今までアイツはただのお気楽なお調子者。


そんな印象しかなかった。





けど、そこに『優しい』がはいってくるとは思ってもみなかった。





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「お、重い……」


「そんなムリせーへんくても半分持ったるって」



「…そしたら、あんたのが持ってる量多くなるじゃんっ」


社会のあのクソじじぃが……いや。先生が週番に資料の本を人数分教室に持ってっとけとか言い出したのは数分前。




その時、運悪く週番だったのがあたしと櫻井だった。



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