忘却の勇者


足場を失ったオレオは数十メートルの高さから落下。


着地の瞬間に身体を捻り、足から落ちることに成功したが、着地の衝撃が両足にダイレクトに響く。


全身が痺れうっすらと涙を浮かべるが、敵は容赦なく襲い掛かった。


真上から襲い掛かる巨大な足。


バックステップで後方に移動してかわしたが、衝撃波でオレオの身体は吹き飛ばされた。


巨体から繰り出される一撃。まともに食らえば、いくらオレオでも耐えられない。


このままではやられる。


オレオは奥歯を噛み締め、ベモスの次の攻撃に備えた。






その頃コーズは、近くにあった岩陰にシキを隠していた。


「あんたはここに居てくれ。すぐに戻る」


「すぐにって……アレと戦う気か!? やめるんだ、君たちが束になった所であいつには!」