―優等生乱用


彼女はしゃくりあげながら言う。


「あのね…

私が仕事中のときにそういう

自殺するっていうメールが来たの。


それでさっき休憩時間になって

メール開いて気づいてカコに電話したんだけど

全くつながらないの…。」


……それはおかしい。
私たちのケータイは電波なんて関係ない。
壊れない限り繋がらない事はない。

「メールは?」

「ダメ。通信拒否だか戻ってきちゃう」


私は大きくため息をついた。




「死んだね、あいつ」