―優等生乱用




私がこの世界に来てから
私の周りで初めて人が死んだ。

この世界では違う世界の人間。

私はミライのメールの返信として
“了解”と返した。

するとすぐに電話が来る。

その意味を知っていた。

彼女の苦情だと。


「なんでそんな素っ気ないの!?」


彼女は涙声だった。
震えたような声。

私はあえて質問の答えではない事を言った。


「どうやって自殺したと分かったの?」