―優等生乱用




夏休みボケがまだ
抜けないという言い訳。

学校行きたくないー
っと、一回
小学生みたいに
ダダをこねてみたいものだ。

自転車にまたがり
重いペダルを漕ぐ。
蝉の声援が
逆に暑苦しい。

学校の自転車置き場は
蝉の死骸だらけだった。

蝉は愚かだ。

お前が死んでも
誰も悲しまない。

人間は蝉より多いのに
毎日のように死んで行くのに。


ほんと愚か。