やけに目が冴えていた。 否、うそ。 うとうとしているのに寝付けない。 ケータイで何度も時間を確認した。 何を考えているのだろう、私。 日付が変わりそうなとき ケータイは自ら光を放ち 聴き慣れたラブソングを奏でる。 一番聴きたくって 一番聴きたくなかったメロディー。 躊躇する私に 私の指が「電話出るんでしょ?」と問いかける。 指は勝手にボタンを押した。