―優等生乱用



「これで俺達は

普通の人間だ。」


彼はそう呟き、私に手を差し伸べた。


「帰ろう、朝子」


私はうなずき涙を拭いて立ち上がる。



歩き出した時、彼が言った。



「いつかミライにも会って

ミライのケータイも壊してあげなきゃ。」


「…そうだね」


彼の隣で私も微笑む。


ミライの事だからもしかしたら
もぅ壊しているのかもしれない。