『いつものメンバーで海行かない?』

「…海ですか?だからさっき……」


言ってたじゃないですか





って言いかけて、あれは唯との会話だったことを思い出した。






『ん?行く?』


「は、はいっ。
今丁度唯と言ってたんですよ!」



ナイスタイミングだよ真人さん!


「唯もいいですか!?」

『はぁ!?』



私が電話で話しだしたから枝毛調査をしていた唯だったけど、私の言葉にちょっと待ってよ、と焦った顔を見せる。




『なんの話よ!?』

「なんか真人さん達が海行こうって!」

『だから私は…』

「1回くらいいいじゃないっ」



唯だったらいいもん。
もう拗ねないってばぁ。



『んじゃ…行こうかな…』


「真人さん、どうですか?」


『勿論いいよっ』




なんか楽しくなってきたぁ!



「日にちとかは…?」

『一応7月の26、27って俺らは言ってるんだけど…』


真人さんにそう言われて、スケジュール帳をひらく。




26、27………っと…………







「空いてますっ!」

唯も空いてるみたいだ。



……って2日間………?



ということはまさか…





「泊まり……?」

『その通りっ』



さらりと言う真人さんに、驚きの声もでない。



唯も口をぽかん。








今は唯も行くことになったからいいものの……私1人だったらどうゆうつもりだったんだこいつらは……。