私の手首を掴んでいた手を緩めて、壁においつめていたのも止めて、受けの体制にはいる永樹さん。
そして、思い切ろうとした瞬間、不意に竜さんの顔が浮かんだ。
あ……
私がそうゆう好意を寄せてるのは竜さん。
なのに永樹さんにキスしようとしてる。
なんかこうゆうのって、凄く良くないよね。
でも…
『早く』
「はい…!」
チュ、
私は背伸びをして……
『何これ』
………永樹さんの頬に短いキスをした。
頬っぺただしスキンシップだと思えば自分の竜さんへの気持ちを裏切ったことにはならない……よね…?
でも、目の前には超不服そうな永樹さんの顔。
『短い、しかも頬っぺ…』
「どこでもいいっていったじゃないですか!」
『もういいや…
俺やっぱり受けより攻めだし』
「きゃっ!」
受けの体制だった永樹さんは、またさっきの、私を壁に押しつける体制に戻した。



