4人の嵐


そして視界にとらえたアキラさんは、ソファーの背もたれに体重を預けてひっくり返っていて、足だけが見えている状態で、上半身は後ろ側に放り出されている。


重圧はもうない。


そして…代わりに見えたのは……

『永KINGのお出ましだよ』


永樹さんのブイサインで。


恐らく永樹さんがアキラさんを蹴とばしでもしたのだろう。


しかも、見えたのはそれだけじゃない。


『那子ちゃん大丈夫!?』

『コイツの気持ちも分からんではない』

『男は女の子を守るもんだろが』

竜さんに、一さんに、真人さん。


「な……んで……?」



『『『『那子(ちゃん)の事良く分かってるから』』』』



………私は良く分かりません。


でも、今はとにかく…、

「……怖かった…っ!」


本当に、怖かった。
だって、もう駄目かもって。


『よしよし、泣かないの』

『何でそこでお前が那子ちゃんに馬乗りになんだよ』


私の涙を拭う永樹さんは、私に重くのしかかっていて。

そんな永樹さんを一さんが軽く殴る。


『痛いなぁ、苺』

『苺ぉ?』

『だって誰も突っ込んでくれないんだもん』

『あ、そういう事ね』