4人の嵐



「ありがとう、ございます…!」

恐怖に震える私に、アキラさんは強い味方みたいだ。


「じゃあ、失礼します……」


と、私はアキラさんの袖を掴んだ。

本当は手を直接掴みたいものだけど、会って数分の人と手を繋ぐだなんて……


『そんなんで…いいの?』


「はい…なんとか…」


そして歩きだす。


「きゃ!」
「ひーー!」
「ぎゃあ!」


私は全ての仕掛けに対して盛大に驚いてしまう。

だって、怖いよ!
クオリティ高いんだもん…!!


自然とアキラさんの袖を持つ手に力が入る。

そんな、アキラさんはというと…、動じずに私の先を歩いて導いてくれている。

なんて男らしい。



『井戸だ』


そのアキラさんが呟いた言葉。


私はビクビクしながらソレを探す。


「本当だ…」

数メートル先に、おどろおどろしい雰囲気を纏った井戸が。

そしてその先に、通路が。

って事は…、あの横通らなきゃだめって!?!?


「絶対なんかある…!」

早くも心が挫けそうになりながら井戸を凝視する。




いかにも、でそうだ。