4人の嵐



私の心配は甘かった。


『那子ちゃん!次のお客さんいれるよ〜』

「え!?もう?わ、分かったぁ!」


さっきのお客さんとさよならしてから、間もあけないで次。


た、大変すぎる……!


私指名する物好きさんがいただなんて驚きだ。


『俺校内一緒に廻りたいんだけどいい?』

「はいっ勿論!」


しかしそんな事をおちおち考えてる間なんてない。

お客さんの希望で校内へと繰り出す。

「アキラさんて言うんですか〜」
『うん、よろしく。
クレープ食べない?』

「いいですねっ」


今のところ、校内を廻る希望のお客さんにしか巡り合ってなくて、個室は使用してない。


出来ればこれからもそうがいいなー…

だなんて勝手な事を思っている。


『お化け屋敷だって、入らない?』

「う"っ…」

『あ…苦手?』


基本的に、断らないのがルール。
だけど、怖いの嫌いだもん…。


『苦手だったら無理になんて言わないよ?』


アキラさん、なんて良い人なんだ…!
なかなか好青年で、印象も良い。

だからこそ……


「大丈夫ですっ…!」

『え?本当?』

「はい!さぁ行きましょう!」


私の勢いがなくならないうちに……!!




そうして私達は出し物であるお化け屋敷にはいった。