4人の嵐



それからしばらくして。


一さんと真人さんも順調に指名率をあげ、メンバー内で競うのが目的ではないけれど、順位を伸ばしてきているのが事実。


しかし良い事ばかりではない。


『那子ー…、私疲れたぁ……!』

ふらふらと私に寄り掛かるのは、女子メンバーの指名率ナンバー1である、唯。


「唯?大丈夫っ?」

僅かな休憩時間しかない、メンバーはかなり体力的に厳しいらしい。


『頑張るー…』


そう言う唯だけど、絶対、辛い。



……私の仕事はある程度落ち着いてきたし………。

よし、決めた。


「私もメンバー入る」

『え?』


私なんかで指名が取れるかは謎だけど、嵐達に手伝わせといて、自分の方が楽だなんて絶対可笑しい。

「皆いいかな…?」

裏方の皆に聞くと、皆は縦に首をブンブン振る。


「……?」


皆の目の余りの真剣さに疑問を浮かべつつ、とにかく了承が得られたので私は一目散に廊下に向かう。





「那子って言いますっ。私もメンバーに入ったので、指名よろしくお願いしますっ」


精一杯の笑顔でアピール。

これで指名入らなかったらショックだなぁ……。