『川岸さん気にしてたみたいに見えたけどなぁ』
「〜〜っっ励ましてくれてありがとっ。やっぱいい子!」
『そうじゃなくて本当にっってわぁ!』
こんないい子抱きつかずにはいられません。
唯は何か言い掛けた途中だったけど私が抱きついたせいで途切れてしまった。
『あのねっ『おら席つけ〜』
またまた授業をしにきた先生に遮られる唯。
もういいもん、なんて拗ねてる。
『そこっ、抱き合ってないで座れ』
「はぁい。
てゆうか何で唯に彼氏いないのっ?
誰か唯のこと好きな男子いないのかな」
私が席に向かいながら言った言葉にピクリと肩を震わせた男子がいたとかいないとか。