永樹さんの手はそのまま背中をつたう。
私は首裏を支えられ、永樹さんの胸に引き寄せられている。
「い…、や…」
『裾からいったらつい表触っちゃいそうでさ』
余裕のある声で言う永樹さんの声は全く耳に入ってこない。
『那子、気持ちい』
「へっ…んな言い、方…しなっいで下さい…!」
永樹さんの手で触れる所に全神経集まったのか、と言うくらい、その刺激は強く。
『息荒くてヤラシイ』
ヤラシイのは永樹さんだもん!
って言いたいけど、息が荒いのは事実で、苦しい。
「……っ」
すると、永樹さんの手は袖を抜け、下に滑り…何故か私の靴下を脱がす。
「え……?」
『那子を脱がしてみたくて』
「は…!?」
余りの変態ぶりに混乱はますばかりだ。
『那子の事、いっぱい触っていい?』
私に選択権なんてないくせに!
私が心の中でそう怒鳴ると、急に立たされた。
「?」
『こう向き』
同じく立ち上がる永樹さんに方向転換され、出来上がった体制は……
永樹さんは私の背中にぴったりとくっつき、私の右手は永樹さんの右手によって動きを封じられ、そしてもう1つの手でお腹あたりを抱き抱えられている。



