4人の嵐



「えっ!?ちょ!」


『うっさい那子』


その人物とは永樹さんで。

私は永樹さんに引き摺られるように、永樹さんが出てきた個室へと連れ込まれる。


「永樹さん!?!?」

『だからうっさい。バレるっしょ』

永樹さんはそう言って、私をトンと押した。

「わっ」

ふらりとよろめいた私は、そのまま後ろにあったソファーに全体重を預ける形になってしまった。


狭い個室にはソファーと机があって。
机にはメニュー表のみが置かれている。



「永樹……さん?」


私を見下ろす永樹さんは妖しげに笑みを浮かべていて。


『那子、埋め合わせする、って言ったよね?』

永樹さんは膝をソファーにかける。

永樹さんの影はソファーに仰向けになる私に重なる。


「えっ、それは……」


この雰囲気はまさか……


『だから埋め合わせ、何にしようか考えててさ。思いついたから』



永樹さん変態モードだ。