私が竜さんの背中をじっと見ていると、私を呼ぶ声が聞こえて振り替える。
『坂倉さん!釘って何処にあるかな…?これ壊れちゃって……』
困り切った顔のクラスメイトを見て、私は私のすべき事を思い出す。
「あ…えと、用具室に余りあるか聞いてくる!」
とにかく何かしていたくて。
教室から飛び出す。
「はぁはぁ」
数分後、私は釘の入った箱を持って教室に帰ってきた。
先程のクラスメイトにそれを渡すと、今度はまた別の物が必要になったり、食材の残りがなくなったり……と
問題は山積みで。
私はそれを解消すべく走り回った。
再び私が一息つく事ができたのは大分経った後で。
「あっつ……」
外で走り回る事が多かったため、体力は奪われ、暑い。
教室はクーラーが入っているからこれ以上の汗はかかないとは言え、暑さは抜けない。
「はぁ……」
カーテンで区切られた個室と、教室の一番後ろの壁との間で座る。
誰もいないし、何よりクーラーの風が良くあたる。
私、結構働いたと思うし……
ちょっと休憩………
気持ち良く涼んでいると、途端、目の前のカーテンの下から手が現れ、その手はカーテンを捲り上げ、手の持ち主が姿を現した。



