4人の嵐



『『いらっしゃいませ〜』』


出だしからなかなかの繁盛ぶり。

お客さんも、最初の1人になるのは戸惑っていたみたいだけど、誰か1人が入れば後は流れるように。



私はと言うと、何でも屋の様になっていた。

受付もすれば、飲食物をつくり、何かが壊れれば修理し……と。


忙し過ぎる。


でもそれは皆一緒のようで。


『那ぁ子ー。
俺休憩ないのー?』

私が一息ついた所で、背後から永樹さんの声。


「すいません。人手…、特にメンバーが追い付かなくて……もう少し頑張って下さい!」


『ぶぅ、那子と学生気分味わえないじゃん』


「埋め合わせしますから!ほら、持ち場に戻って下さい!永樹さんが指名率ナンバー1なんだから!!」


そう……指名率が1番良いのは、永樹さん。

そして2番が竜さん。



永樹さんって変態を知らずして見れば容姿は良いからなぁ…。


って個室で女の子に変な事してないよね!!
後で覗こうかな。



私の言葉に渋々持ち場に戻る永樹さんを見送ると、竜さんが丁度お客さんを見送っていた時だった。


『ありがとうございましたー』



手を振る竜さんに声をかける。


「竜さんっ」