『『いらっしゃいませ〜』』
出だしからなかなかの繁盛ぶり。
お客さんも、最初の1人になるのは戸惑っていたみたいだけど、誰か1人が入れば後は流れるように。
私はと言うと、何でも屋の様になっていた。
受付もすれば、飲食物をつくり、何かが壊れれば修理し……と。
忙し過ぎる。
でもそれは皆一緒のようで。
『那ぁ子ー。
俺休憩ないのー?』
私が一息ついた所で、背後から永樹さんの声。
「すいません。人手…、特にメンバーが追い付かなくて……もう少し頑張って下さい!」
『ぶぅ、那子と学生気分味わえないじゃん』
「埋め合わせしますから!ほら、持ち場に戻って下さい!永樹さんが指名率ナンバー1なんだから!!」
そう……指名率が1番良いのは、永樹さん。
そして2番が竜さん。
永樹さんって変態を知らずして見れば容姿は良いからなぁ…。
って個室で女の子に変な事してないよね!!
後で覗こうかな。
私の言葉に渋々持ち場に戻る永樹さんを見送ると、竜さんが丁度お客さんを見送っていた時だった。
『ありがとうございましたー』
手を振る竜さんに声をかける。
「竜さんっ」



