それでも事は進み、もう後戻りできない所まで来てしまった。
『いよいよ今日だね!ドキドキするー』
クラスの皆は自然と笑顔で。
学園祭の準備期間、私達のクラスの出し物である疑似恋愛ごっこは、あらゆる改良がなされ、その他色々な決まりが出来た。
メンバーは竜さん、永樹さん、その他の男子4名、女子6名。
竜さんと永樹さん以外はクラスの推薦で決定した。
結果、容姿の秀でた人がメンバーだと言うこと。
因みに、女子の4名の中に唯が混じっている。
言い訳がましいけど、私は先に裏方の指揮を取る役を買って出たので、対象外とされた。
その時の永樹さんと竜さんのホッとした顔が謎だったけど。
内容はシンプル。
指名制で、気に入った人と校内を廻るもよし、教室に設けられた個室でお話するもよし。
その代わりお客さんが男で、メンバーが女子の場合は、個室の前にクラスで力のありそうな男子が立っている。世の中物騒だからね。
個室にはメニューが置いてあって、飲み物や食べ物を注文することも出来る。
制限時間は30分。
時間厳守だ。
少々短いが、より多くのお客さんを取るためには仕方がない。
…とまぁ粗方こんなところ。



