私は間違いなく一さんだと確信すると、迷わず駆け寄った。
『な…んで…那子ちゃんが??』
一さんは混乱しているようで、キョロキョロと見渡す。
『え、永樹まで?どうしたの…?』
「どうしたの…?じゃありません!どれだけ心配したと思ってるんですか!!」
ちんぷんかんぷんである様子を浮かべる一さんに私は激しく言葉を放つ。
『ちょ…ちょっと待って?!何が…?心配…?』
「……真人さんにメール送った後に音信不通になったじゃないですか!しかもこんなとこにいるし…っ」
何故話が噛み合わないのか。
一さんはまるで心配することなんてないじゃないか
と言わんばかりに首を傾げて考える素振りを見せる。
『…なんとなく状況分かったかも。あのさ……すっごく申し訳ないんだけど、真人のメール打ってる時に充電きれそうで、だからとりあえず必要最低限のこと書いて急いで送った直前に充電きれたんだ…』
「でも、…でもっ“ありがとう”ってなんですか!?意味深すぎです!!」



