4人の嵐



『コンナとこでソンナことされたら俺やばい』



コンナ……ソンナ………




「……っ!」



意味を理解して直ぐ様永樹さんから離れる。




『残念』



ニヤリと笑う永樹さんは、背景と似合い過ぎていて。




「状況考えて下さい……!」


本当に、いつでもそうなんだから。



『うん、だからほら、一探そ?』



ポケットに手をつっこんで、首を傾げる永樹さん。




非常事態でも持ち前のゆるさは健在なようで。





その余裕、分けてほしいくらいだ。





『真人が連絡くれたんだよ?
那子が突っ走ったから危険だ、って』



もうちょい伝え方があるだろう……。


そんな、暴走者みたいな……っ。




『俺、家の鍵しめわすれちゃったかも』



「え?」



『珍しくつまずいてさー』



「え?」



『焦ってたからさー』







………。





「永樹さんでも焦るんですね」


『主動力、那子だし』


「はぁ……?」





落ち着いているように見えるのに、本人曰く焦っていたらしい。