4人の嵐




『那子の手小っさ』


「永樹さんの手が大きいんです」

お祭りで、夜店にはさまれながら、手を繋いでるって……



恋人かっ!私達は……っ!





『那子の手いいな。スベスベ』


繋いでる手を持ち上げて、眺める永樹さん。



「……永樹さんの手…、血管でててゴツゴツしてて…かっこいい……」




目に入った永樹さんの手。




私、手フェチなのかもしれない、ってこの頃気付いてて………







って私今何言った!?!?




慌てて永樹さんの顔を見ると、そこにあったのは、意外にも、驚いた顔で。



てっきりニヤニヤしてるだろうと思ったのに。



『へへ、那子が俺のことかっこいいって』


そう言って笑った永樹さんの表情はニヤニヤなんかじゃなくって、柔らかいふんわりした笑顔。




こんな顔できるんだ……




『那子頬っぺたピンクだよ?』


「ちっ提灯のせいです…!」



永樹さんが頬っぺたに軽く触れたせいでこしょばい。


なんか、ピリピリして


緊張してんの?私…。










だって永樹さんの笑顔、頭から離れない。