わ、笑ってる!
ヤバいんでないかい?私。
すぐさま竜さんの隣に帰ろうとして、体を翻す。
『いっちゃやだ…』
甘えた声と共に伝わる右腕の感触。
『那〜子』
この種類の大ピンチ再来!!
「離して下さい……」
『那子〜』
無邪気!
駄目だこりゃ、完璧にツぶれてる。
お酒弱すぎですよ!
だから飲まないで下さい。
『俺のお膝おいで?』
餌食になるのは私なんだから!
「いっ行かないです」
『ほーらー』
グイッ
「へ?」
引っ張られたのは左右どちらもからで
私の右腕をしっかり掴む永樹さんの見る先は………
私の左腕をしっかり掴む竜さんで……
????
『那子ちゃん困ってるだろ』
私の左腕をひいたのは竜さん…。
『那子ちゃん、平気?』
「は、はい」
平気なんかじゃない。
ドキドキする。
守ってくれちゃった。
掴まれたとこ……、熱…
『むぅ』
尚、私の腕を離さない永樹さんは竜さんを睨む。
険悪ムード……
『……じゃあ、竜がおいでー!』
になんてなるわけないか。



