「真人さん焼きそばでいいかなぁ」
私セレクトだとか任せておけだとか
言ってた割りには無難な焼きそばにおちついた。
私好き嫌い多いから私セレクトってなると偏るんだよな…
それに比べて真人さんは好き嫌いとかなさそうだし…。
「うん、焼きそばに決定!」
『ねぇ、那子、俺コロッケか海老の天ぷらか迷ってるんだけどさ
どっちがいいかな』
コロッケと海老の天ぷらを交互に見比べて真剣な眼差しを注ぐ永樹さん。
「私だったらコロッケですかね」
『じゃコロッケ』
「えっ?そんなあっさり!」
唸ってた割りには私が言ったらスパッと決めてしまったし……
いいのかな、それで。
『俺も最初コロッケ食べたかったし、那子が言うならいいかなって』
置いてあるトングでパックにコロッケを2つつめる永樹さん。
「永樹さんがいいならいいですけど…」
『じゃあ、オッケー。
那子は?後竜と一のも撰んどこ?』
「あっ、なら私はイカ焼きで…。竜さんと一さんは……」
『これでいい?』
永樹さんの手には手巻きずしといなり寿司。
「それでいいです!後は…皆でフライドポテト食べましょうか」
『食べる!』
有ったのに気付かなかったのか、ポテトに食い付く永樹さん。
『お待たせ!レジ行ける?』
そこに丁度、お菓子をいっぱい持った2人が帰ってきた。
4人でレジに行って
「お買い物完了です!」
混んでるデパートを抜けて、真人さんのもとへ向かった。