永樹side




俺さ、なんか目ぇ覚めちゃった。



寝る前から那子に夜這いかけよっかなって思ってたから睡眠欲があっちの欲に負けちゃったのかな




知んないけど。







とにかく5時半とか、普段は絶対起きない時間に起きてる。






『那ぁ子』



自分の布団から少しはみ出した所で寝てる那子の顔に自分の顔を近付ける。




「んん……」




やっべ。
なんか心臓ウッてなった。









襲いたいなぁ








でもさ、那子怒るし。






やめとこ。








俺がせっかく欲を押さえ込んであげたのに。




「あっつい……」



『………』



寝ながらパーカーを乱雑にモゾモゾと脱ぐ那子。







今まではパーカー着てたし普通だったけど。




……そんな服着てたの?

那子?






パーカーの中身は、




薄いピンク色の、オールインワン。





ズボン短いのはずっと思ってて、足触りたかったけど。







なにより




上、チューブトップなんだけど…。







こんな男だらけのとこになんでそんな服持ってくんのさ。



しかも俺がいるんだよ?






誘惑しすぎなんだよ。



那子の馬鹿。