4人の嵐



『那子、オッケー?』

「はい、もういいですよ」



やっとタオル1枚の緊張から解放された…。



『んじゃ、帰ろっか』


「は、はい」



なんか拍子抜け。
永樹さんと2人の時は、変なことされて、「終わった」と思ったらまたなんか絶対あるから。




でっでも!
別にして欲しいとかじゃないし!むしろ拒否だし!






………なんで必死になってんだ、私







スリッパをはいて、結局管理人来なかったな、なんて考えながら“女湯”とかかれた暖簾を潜る。



なんだか廊下がなつかしい。



だって今ごろ温泉には蝉が……



あぁあっ、考えただけでも寒気が。




『あ』

「なっ何ですか?」


何閃いたんですか…?
いやな予感が……


だって変態な脳で閃けるのって変態な事だけなんじゃ……(失礼)





『俺さぁ、那子にお礼してもらってない』




普通に聞けば…
普通に聞けば、なんてことない、ちょっと厚かましい言葉なんだけど。





私にはどうしても危ない発言に聞こえる。