4人の嵐



大ピンチに助けだしてくれたヒーローかと思ったのに




そいつはヒーローマスクをかぶった只の変態大魔人で。





『駄目だ』

「はい?」


なのに変態大魔人は突如ヤラシイ攻撃をやめた。

かと思えば、永樹さんの左手が永樹さんの右手首を掴んでいる。




『これ以上このままだったら、俺多分那子に一生許してもらえない事しそう』



「……どうゆう」


『那子に嫌われるのは嫌だから……早く服着なよ』



名残惜しそうに私の上から退く永樹さん。




「え……あ、はい」



立ち上がって服が置いてある棚に行く。




やっぱり永樹さんは謎だ。





そもそもなんで女風呂に当たり前かのようにいるんだろ。




てか私着替えるんだからいちゃ駄目じゃんっ!


棚に置いてあった服を手にしながら気付いた。




「永樹さ………」

……うわっ!超見てる!


振り向いたら、“早く着替えなよ”みたいな目でジッと私を見つめる永樹さん。



「あっち向いとくか、出てってくださいっ!」


『だって那子が誘惑してくるから』


「だからしてないです!!」




断じて誘惑なんてしてない。


本当にしてない



だから、




心底驚いた顔するなってばぁ!



3回目はないですからね、永樹さん。