『ボディラインまるわかり』
「ちょ、やっ…駄目ですって……っ」
足のつけねからサイドラインを脇辺りに向かってスーッと撫でられる。
「や…めて、下……さいっ」
永樹さんは体をグッと寄せて、私を色んな意味で圧迫する。
必死に胸を押し返すんだけど、上手く力が入らなくて。
『んな弱い力で押されたら支配欲が増すんだけど』
「い……っ」
耳、噛まれた…。
痛くはないんだけど、敏感に反応してしまう。
『那子は元々力弱い?』
この状況での質問に、私の頭は対応してなかったみたいで。
「へ?」
『俺はそう思わないな』
聞いといてなんだそりゃ。
きょとんとしてると永樹さんは少し馬鹿にしたように笑って、意味不明なことを言った。
『駄目駄目言ってるけど本当に駄目ってことじゃないように俺には聞こえるって意味』
言い方回りくどくて分かんない。
うん、そう。
回りくどいから
回りくどいから分かんないの。
永樹さんの言い方が回りくどいから。



