喉の奥がなんだか痛くて。
涙はとめどなく流れて。
「…ズッ、グスン。恐かったんですから…っ」
まだ体制はあのままの、永樹さんを押し倒している状態。
タオル1枚で永樹さんの上に座って、胸あたりの服をギュッと掴んでいる。
……………。
……ん?
タオル1枚で永樹さんの上に…………?
「………」
自分の格好をまじまじ見る。
『何?今更気付いたの?』
そして、かなりヤバいことを知る。
「きゃああ!すっ、すみません!!」
顔を真っ赤にして急いで退こうとする。
『駄目だよ』
「へ!?ちょっ…」
片方の手で腕ん掴まれて、片手は腰をガッチリつかまれている。
「いや…」
『今更遅いよ』
見られてるのは下からで、私の方が上だから優位にたっていそうなものなのに。
「流石に…駄目ですって…」
私タオル1枚なんだよ!?
腰に這わされた手の温もりを、タオルはいとも簡単に私の肌に感じさせる。
『俺、興奮しちゃった』
「やっ!?」
腕を引っ張られて永樹さんに倒れこむ。
「ちょ、や、やめて下さい…っ!」
そのまま腕を回されて抱き締められる。
『やっばい…』



