青汁事件からしばらく経って、何度か先生の授業を受けたりしていたある日のお昼休み。 「ねぇ、紗和、里穂」 いつものように机をくっつけて、お弁当を開いていると、梓が口を開いた。 「あのね、頼みごとがあるの」 ………どしたんだろ? なんか、すごく改まってる? 「一緒に、男子バスケ部のマネージャーやってくれない?」 ……バスケ部? 「どしたの?急に」 「うん、あのね…」 梓はお箸を置いて、私たちに話始めた。