「……ウソでしょ」


あの"生徒会長"が……??




「引き続きあの女を探せ。見つかったらすぐに報告してくれ」


「はい。じゃあ失礼します」




あたしはとっさに階段の影に隠れた。


ドアが閉まる音がして、足音がだんだん遠のいて行くのがわかる。




足音が完全に消えたあと、あたしは階段の影から体を出した。