「……あっ、ありがとうございます」


あたしは軽く頭を下げた。




「だから、タメでいいってば。同じクラスなんだからさ」


女の子は笑顔で言った。




「……うん」


あたしは小さく頷いた。




「あっ、あたし鈴木亜結美。よろしくね」


亜結美ちゃんはそう言ってニコッと笑った。




「うん。よろしくね」