そして翌日の12時。 約束どおりの時間に、梨菜はやってきた。 「梨菜!!」 「ほのかちゃん……!!」 「呼び出して悪いな??」 「ううん。どうしたの??」 「梨菜、一つ聞きたいことがある」 「……なんですか??」 あたしは梨菜に、こう問いかけた。 「梨菜の腕に、蓮の華の入れ墨はあるか??」 「……え??」 その言葉を出したら、梨菜の表情が変わった。 「蓮の名前の時には、蓮の華の意味がある」