「……あのさ、姉崎さん。助けてって、どういうことだ??」




生徒会長が静かに口を開いた。
そして姉崎梨菜は、うつむいたまま言った。




「……わたし、ストーカーに遭ってるんです」


「えっ??ストーカー??」


「はい。もう1ヶ月前から、ストーカーに遭ってるんです……」


「……警察には??」


「行きました。でも、なかなか取り合ってもらえなくて……」