「あ、あの……!!」



帰ろうとした時は、呼び止められた。
振り返ると、姉崎梨菜は泣きそうな顔でこう言った。




「……た、助けて、ください……。お願いします……!!‼」


「ーーー何があった??」


あたしたちは、すぐに何かあるのだと察した。



「ここじゃなんだから、場所を変えよう」





生徒会長の一言で、あたしたは近くにあるカフェへと移動。
そこで、姉崎梨菜の話を聞くことにした。