深呼吸をしてから、学校の中へと足を踏み入れる。 地味子生活とも、早くおさらばしたいけれど。 卒業まで絶対にムリだと分かった。 だからあたしは、地味子を卒業するまで続けることにした。 「ほのか、おはよう」 「生徒会長、おはようございます」 「今年もよろしくな」 「よろしくお願いします」 「そういえば、ほのかん家ってお雑煮食べたか?」