「ああ。喜んでもらえてよかった」 「バカ。嬉しくない訳、ないだろ……」 その箱には、小さなピアスとネックレスが入っていた。 しかもあたしが、ずっとほしいと思っていたブランドのヤツだった。 「よかった。ほのかのこと、びっくりさせたくてさ」 「……流星」 「おまえにこれ、ずっと渡したくてさ。クリスマスプレゼントとして」 「ありがとう。嬉しい。すごく嬉しい」