そしてクリスマス当日、あたしは流星と駅で待ち合わせした。
あまり時間がないけど、どうしてもプレゼントを渡したくて。



地味子の姿ではなく、本当のあたしの姿で、翠としてきた。
生徒会長もきっと、流星の姿でくる。



目立つようにそうしようと決めたから。
そして歩いてくる、好きな人の姿が見えた。



「流星!!」


「ほのか、お待たせ。待たせてすまない」