でもその時のあたしに、そういう判断ができるのかどうか、まったく想像できない。 正しい道に進むことができるのか、あたしにも分からない。 あたしと流星は正反対なのだ。 あたしは母親の意思で、流星は父親の形見。 成績優秀、地味子のあたしと。 成績優秀、みんなから人気がある生徒会長。 明らかに差がありすぎることは間違いない。 だけどそれでも、好きな気持ちになんにも変わりはなくて。